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サイト開設当初から公開していた「フレンズ」、一度完結した物を加筆修正して再度完結致しました。
手直しを開始してから完結まで、話数の割に少々時間を掛け過ぎてしまいましたが、此処までお付き合い下さいました皆様、本当にありがとうございます。

この作品は、大学時代にサークルの冊子に載せる為に書いた短編が基盤になっています。
今では元の形があまり見えない程に書き直してしまいましたが、現在の1話がその短編に当たります。 当初は置く物が何も無かった為にこれを単なる短編として掲載していたのですが、有り難くも「続きが読みたい」と言って下さる方が居て、めでたくシリーズ化となりました。 今となってはそれも懐かしい思い出です。
タイトルからもお分かりになると思いますが、この物語のテーマは「友情」です。 書いている最中はそんな事など気にも留めて無かったので、ある意味完全なる後付けテーマですが……。
鈴紅には、かなり自分を投影して書いていた気がします。そして、希望を託していた気もします。私自身、人見知りの傾向が強いので。 鈴紅ほど顕著な感じでは無いですけどね、一応(苦笑)。

本来はもう少し大きな物語が展開される予定だったのですが、だんだんと上記のテーマから方向性が離れている気がしたので、修正して今の形になっています。 主に三人の遣り取りを中心としたエピソードに絞ったり、話数を削って簡潔にしたり。 当時生み出した設定やキャラや物語の類は、いつか何らかの形で出してみたいなぁとは思っています。 魔法学園物が公開されたら、それだと思って下さい(←)。

とまあ、無駄な事も書きましたが、この話を読んで下さった方に何か温かい物を感じ取って貰えたのなら、書き手としてこの上ない喜びでございます。 改めまして、本当にありがとうございました。

2012.11.30 広友稚茉


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